どうも、くまごろーです。みなさんご存知の通り、私エポキシパテの作業がむちゃくちゃ苦手です。
(え、知らない?)
どれぐらい苦手かというと、わざわざ瞬着カラーパテを使うレベルです。この時点で他のモデラーからは残念な人だと思われていることでしょう。
しかーーし!!
今回その残念な人を脱却するためにある道具を購入し、それなりにエポキシパテを使えるようになりました。
今回はその道具の紹介がてら、初心者向けにパテの使い方をおさらいしようと思います。
手順の確認
まず今回使用するパテがこちら。
エポキシパテとしてはスタンダードなウェーブのエポキシパテです。私からすると天敵のようなやつです。
まずは手順をおさらい。
1.パテを練る。このとき手を水でベチャベチャにしておくとパテが手につきにくいです。ゴム手袋して水でベチャベチャにするほうが後片付けは楽かも。
2.盛る、3.硬化、4.削る、そして完成。ざっくりしてますが作業自体はこんな感じ。これだけ見てれば失敗する要素なくない?って感じですが、失敗するんだなこれが……
そもそもの誤解
プラモの作製方法のコラムとか見るとだいたい盛り始めと削り終わりしか写真がないうえに硬化してるのかしてないのかわからないので、恥ずかしながら私、大きな誤解をしておりました。そのせいでガンプラが謎オブジェ化する羽目に……
まず”盛る”について。盛りすぎるとまぁ失敗します。コツとしては盛った時点でほぼ完成形に近い状態に持っていくことです。
切削性がいいと言われたりしますが、デザインナイフとかだと誇張抜きで固まったエポキシパテに刃(歯)が立たないです。紙やすりとか棒ヤスリだと日が暮れます。はじめはナイフで木を削るような感覚で行けると誤解してました……1回で終わらせようとすると失敗しますねこれは……
よって硬化する前にかたをつけるのがベスト。とにかく硬化する前に形を整えましょう。
ここまでが大きな誤解です。正しい手順がこちら。
はじめは完成形に近いギリギリの量を盛って、2回目以降で凹凸を埋めて完成形を目指すのがコツ。こうすることで盛りすぎをなくし大きな失敗をせずに削る箇所を最小限にできます。まずこれを知らなかった件。
なお正しい手順を知っても素手だと指紋やら表面が凸凹になったりして延々ときれいにならないという……
面だしに棒ヤスリとか使っても結局盛るときに凸凹だとなかなかうまくいかないんですよね。天敵が多すぎる……
文明の利器を最大限に活用
削る量を最小限に抑えたい!でも素手だとキレイに盛るのが難しい……ではどうやるか?
そこでこいつの出番です!!
ミネシマのTM-106スパチュラです。こいつはマジでおすすめです!
色々種類がありますが、先端がナイフのような形状になっているやつがおすすめ。むしろ私はこれしか使ってない。
これを使えば金属の硬さとナイフ形状で固まる前に穴埋めしたところの余分なパテを表面をキレイにまっすぐ落とせます。こんな風に↓。
以前、PP素材(パテがつかない素材)やプラ板のヘラを使ったこともありますが、今回のスパチュラは金属の硬さがあってしならない分圧倒的に使いやすいです。
ちなみに豆知識ですが、予めワセリンなどを薄くスパチュラに塗っておくと、パテがくっつくのを防げます。実質PP素材と同様に使えます。
また、先端がナイフのような形になっているのでデザインナイフ感覚で切る・掘る・削り取ることができます。普通のヘラよりも圧倒的に形が整えやすいです。
先端形状も色々種類があるので、自分にあった形状を選べます。使い方次第で色々できそう。
これさえあればエポキシなんて敵じゃない!!
まぁ最初から使えって感じですが、そもそもスパチュラなんて名前普通知らねぇよ……
まとめ
今回はエポキシパテの使い方を簡単に説明しました。最後にコツをまとめるます。
- 最初に盛る量は少なめにする
- 硬化前に完成形に近い状態に仕上げる
- 面だしは棒ヤスリか板に貼った紙やすりで行う。
結局慣れの部分が大きいですが、スパチュラを使えばしなくていい失敗経験を重ねる必要がなくなるので本当におすすめです。値段も600円ぐらいで買えます。パテ盛りで悩んでいる方はぜひ使ってみてください。
今回も最後まで見ていただき、ありがとうございます。
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