今回は筆塗りでエアブラシみたいにムラなく綺麗に塗れなくて悩んでいる方向けに、私の筆塗りの考え方について書いていこうと思います。筆塗りしてると綺麗に塗れなくて死ぬほど悩む時期が来るんですよね〜
結論から言うと、「そもそも筆塗りでエアブラシみたいに綺麗に塗る必要ってある?」っていう開き直りになります。
筆塗りを始めたばかりの方は、「筆ムラが出る!」「綺麗に塗れない!!」「難しい!!」と思ったように塗れなくてイライラしていることでしょう。
そうやって悩んでいる方は、この記事を読んで、少し考え方をリフレッシュしてみてはどうでしょう?
なぜ筆塗りを選んだのか?
そもそも筆塗りを選んだ人の中で、多くの人は下の理由のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
- エアブラシと比べて安価に始められるから
- 排気やスペースなど、エアブラシを使える環境がないから
- マーカーよりも綺麗に塗れると思ったから
どうでしょう?ほかにもいろいろ理由があるとおもいますが、”筆塗りの作風がいいと思ったから“筆塗りを選んだ人は少数だと思います。
要するに、筆塗りの特徴をよく理解しないで選んで後悔するパターンが多いのです。そして筆塗り反対派になっていく…これはすごく勿体無いと思います。
綺麗さを求めるならエアブラシが最適
筆塗りとよく比較されるのがエアブラシですが、そもそもツールが違うと特徴も大きく変わってきます。そのあたりは下の記事でも紹介しています。
綺麗に塗ることだけを目的とするならエアブラシが最適です。筆塗りの作風は絵画的な味ある作風になりやすいものです。ある程度までは慣れればそれなりに綺麗に塗れるようになるでしょう。
しかし、エアブラシのような全くムラのない均一でかっちりした印象に仕上げようとすれば、それだけ技量が必要になります。
言ってみれば、短距離走選手に長距離走をさせるようなチグハグさです。
経験を積むのにそれだけの時間を割くぐらいなら、エアブラシが使える環境を整備するほうがよっぽど効率的だと私は思います。ましてやエアブラシの作風が好きなら尚更です。というか大体の人は結局エアブラシに移行していきます。
綺麗に塗らないといけない理由は?
これまでネガティブな意見ばかり述べてきましたが、それでも筆塗りでエアブラシのように綺麗に塗りたいという人もいるでしょう。
そういう人にとって、筆塗りの個性を潰してまでエアブラシのように綺麗に塗ることに拘る理由はなんでしょう?
確かにムラなく綺麗に塗れるのは良いでしょう。ですが、エアブラシと張り合って意味があるのでしょうか?
エアブラシのように綺麗に塗れても、見た人からすれば、“筆塗りにしては”や“筆塗りなのに”という枕言葉がなければすごいとは思われません。だってエアブラシでやれば簡単にできるんですから。
ガンプラの筆塗りで有名なあのセイラマスオさんだって、筆塗りの技量だけで評価されているわけではありません。あの人の工作技術や作風を含めて評価されているのです。
筆塗りで塗ることで最も付加価値が出るのは、筆塗りの個性を出せている場合だけです。となると、
ぶっちゃけ筆塗りでエアブラシ並みに綺麗に塗る必要ってそんなないでしょ
実物でみせるなら、ムラを汚いと思わせない工夫をする努力を、SNSとかで画像を見せるなら、撮影技術でそれっぽく見せる努力をするほうがよっぽど堅実です。
なにより、ムラを楽しむことこそ筆塗りの醍醐味だと私は思います。
結論
ここまで筆塗りで綺麗に塗るのは無理と言ってきましたが、”綺麗に塗らないといけない”って思うより”どうやったらそれらしい作品になるか”を考えながら塗る方がストレスがないです。
筆塗りだろうがエアブラシだろうが、ガンプラ塗装において明確な正解はありません。変に悩まずに自分の作風を確立していくことが一番だと思います。
というかその方が絶対楽しいでしょ(^_^)
今回も最後まで見ていただきありがとうございます。
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