ストレスフリーな筆塗り環境を考える

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今回は「ストレスフリーな筆塗り環境を整える」ことをテーマに、私の現在の環境に至るまでの変遷とシタデルで使える下地塗料を紹介します。

続くかは未定(続いても不定期です)。

それでは本題に入って行きましょう。

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これまでの塗装環境の変遷

まずは現在の塗装環境の変遷について紹介します。興味がない方は次の見出しまで飛んでOKです。

10年以上ガンプラを弄ってきた中での塗装環境の変遷がこちら。

  1. 油性ペン
  2. ガンダムマーカー
  3. ラッカー塗料
  4. タミヤカラー
  5. ラッカーカラー
  6. シタデルカラー←イマココ

まず、1と2については誰もが通る道なので割愛。3のラッカーカラーですが、ガンダムマーカーより塗装の自由度が高そうだったので導入。しかし、ニオイがきつすぎて断念、もう少しニオイがマシなタミヤカラー(水性)に移行。一方でタミヤカラーはニオイがマシなものの塗膜強度が弱く、ガリガリ削れていくのが耐えられず、ラッカーへリターン。当時高校生ぐらいだったと思う。

ここまででおわかりでしょうが、塗料(溶剤)のニオイと塗膜強度が筆塗り最大の敵となります。

それから最近までラッカー塗料の筆塗りで仕上げてきました。と言ってもガッツリ塗るようになったのはこのブログを始めてからなので腕はお察しですが……

家の環境の関係でスプレーはつや消しのような無色のものしか使えないので、サフレス塗装になります。

参考までにラッカーで仕上げた作品がこちら。

塗料の性能的にはラッカーに不満はなかったのですが、やはりニオイのハードルが高くて気軽に塗れないことから、最近になってCITADELカラーを導入しました。

シタデルカラーの使い心地としては、タミヤカラーのニオイをさらに抑えて塗膜強度が若干上がった感じです。

シタデルカラー筆塗りの問題点

現在使っているシタデルカラーですが、筆塗り一本で行く場合には塗膜強度をどうにかする必要があります。パーツ表面を若干溶かす溶剤系とは違い、水性塗料はだいたい同じ問題を抱えていますね。正直に言うとこの問題に関しては、検索すれば解決策がゴロゴロ出てきます。メジャーな解決策は以下の3つ。

  1. ヤスリがけで表面を荒らす
  2. サーフェイサーを使う
  3. プライマーを使う

ヤスリがけに関してはやってみましたが、効果はあるものの満足できる塗膜強度は得られず。となるとサーフェイサーかプライマーを使うしかありません。どちらもスプレータイプばかりです。ここで筆塗りモデラーから一言。

スプレー吹けるなら筆塗りやってないわ!!

筆塗りサフ問題の解決策

筆塗りでもサフだけは吹く人もいますが、スプレーが吹けない家庭環境の方も多いと思います。そう思って筆で塗れるサフやプライマを調べてみてもこれといった正解がなかなか見つからない……

”筆塗り サフ”とかでGoogle先生で調べてもスプレータイプばかりヒットします。

しかし、先人に学べとはよく言ったもので、ツイッターでアクリジョンベースカラーが良いとの有力情報が!!ということで試してみることにしました。

アクリジョンベースカラーを試す

というわけで早速Amazonでポチりました。

いろいろないろがありますが、今回は汎用性の高いホワイトを購入。グレーも汎用性が高そうです。

まずは素のシタデルカラーの塗膜強度を確認。#800のヤスリで軽く荒したプラ板に、LAYERのホワイトスカーを塗ります。

触れる分には問題ありませんが、金属のピンセットで引っ掻いて見ると、軽い力でもガリガリ削れます

次はいよいよアクリジョンベースカラーを試します。

この塗料自体にプライマーと若干サフ効果があるようです。色もついているので下地はこれ一本でいけそう。筆塗りなら希釈はしなくて良いみたい。ニオイは木工用ボンドみたいなニオイ?

とりあえずプラ板の半分にアクリジョンベースカラーを塗装。隠蔽力が高く、2回塗りでも発色が良いですね。先程と同様にシタデルカラーを塗ってピンセットで引っ掻いてみます。

下地の効果でアクリジョンを塗った側(右)は若干白の発色がいいですね。6本とも同じぐらいの強さ(結構強め)で引っ掻いてみましたが、アクリジョンを塗った方が気持ち塗膜強度が高いです。

引っ掻く力を弱めて見ると表面が荒れるものの、アクリジョン側だけ耐えることもありますね。

ピンセットで軽くこする感じでやってみると差が顕著に。アクリジョンベースカラーで塗膜強度がかなり上がっている事がわかります。

最後にガンプラで多様されるポリキャップ素材へ塗ってみて塗膜強度を検証。

強く引っ掻いたりすると塗膜が削れますが、曲げたりしても塗膜が剥がれることがありませんでした。感覚的に塗膜密着性はラッカーより高く、塗膜強度はラッカーと同等な感じ素のシタデルだとそもそも塗っても簡単に剥がれるので、だいぶプライマー効果があることになります。

結論:アクリジョンベースカラーは水性塗料のプライマとして優秀

まとめ

今回は「ストレスフリーな筆塗り環境を整える」ことをテーマに、私の現在の環境に至るまでの変遷とシタデルで使える下地塗料を紹介しました。私の意見としては、アクリジョンのベースカラーを下地に、シタデルカラーを塗るのが一番臭い的にも塗膜強度的にもいいと思います。

筆塗りモデラーの中にも、サフや下地はスプレーという方が多いので、なかなか筆ぬり一本で塗装するための情報が見つからないことが多いです。同じような悩みを持つ筆塗りモデラーの皆様にこの記事が役立てればいいなと思います。

最後まで見ていただきありがとうございます。vol.2に続けばいいなぁ……

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