前回、青色部分の塗装をしたZプラス。今回は前回塗装した部分をマスキングで2色に塗り分けていきます。作業の進捗的に、今回と次回で迷彩部分の塗り分けが完了します。
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それでは内容に入っていきしょう。
マスキング塗装
今回はウイングと脚、シールドをメインにマスキング塗装していきます。
やり方
マスキング塗装は、塗りたくないところマスキングテープで覆って、上から塗装するのが一般的です。エアブラシではそこまで深く考えずに上から塗装して大丈夫だと思います。しかし、筆塗りの場合は、塗膜が厚くなることと、筆をテープの界面に走らせる関係で、そう簡単にはいきません。
ウイングの塗装でやり方を確認していきます。
まずは、マスキングテープを貼るところから。下のパーツでは、2枚のマスキングテープを使って、塗りたいエリアを区切っています。青色の円を繋ぐように貼ったテープと赤色の円を起点にウイングのエッジ部に並行になるように貼ったテープです。
こうやって、モールドの交点などで基準を決めることで、複数のパーツやパーツの裏表でもある程度正確に同じマスキングができます。
テープのエッジ部は爪でなぞってしっかり密着させます。密着が甘いと塗料がテープの下に流れて失敗します。
ウイングの上部分も同様に。画像のマーキングしたところを参考に、テープを貼ります。
塗装に移りますが、全面ベタ塗りしたい欲をぐっと抑え、最初は塗る部分の界面にそって、線を引きます。この時、筆につける塗料の量を少なくし、液がテープの下に浸透しないように気をつけます。
ここまでできたら、このラインを基準に塗ればOKです。マスキングテープの上から塗る場合は、マスキングテープ上からパーツ上に筆を走らせます。逆にすると、テープをめくるような感じになって失敗する可能性が高まります。
塗り終わったら丁寧にテープを剥がせば完成。
はみ出した部分や失敗した部分は面相筆でリタッチすればキレイになります。
余談ですが、飛行機や戦車系のモデラーはこういうのをマスキングテープなしで仕上げられる人も多いらしい……普通にすごい。
ウイング(続き)
ウイングパーツの続きです。上側と下側の間の塗装部は、パーツの角度を固定して、まっすぐラインが繋がるようにマスキングテープを貼ります。
上のパーツの一部は、あとで合わせ目を消すのでまだ塗りません。
下側のパーツは、合わせ目消しに向けて、マスキングで2色で塗り分けます。ここは左右非対称なので、ハミングバードの画像をもとにフィーリングでテープを貼ってます。
塗装が終われば、スミ入れもやってしまいます。白色部分はいつものスミ入れシャーペン、青色部分はコピックマルチライナーのコバルトでスミ入れ。
パーツの塗装が終われば、合わせ目消しを行います。内側の見えそうなところは黒で塗装しました。
合わせ目消し後は同じ流れでマスキング塗装して完成です。
パーツをまたいでキレイに塗装のラインが繋がると、やった甲斐があります。
脚部分
次は足部分。こちらは画像をもとにマスキングテープを貼って塗装していきます。まずは前回見落としていた塗装の修正。なんか白い点があったので、#2000のヤスリで均します。
この後、同じ色で上から塗装しました。
脚のマスキングはこんな感じです。ハミングバードの画像検索でいろんな角度から確認しながら貼りました。
塗装後、なかなかいい感じです。2色の色の差をもうちょっと出しても良かったかな?
シールド
続いて今回一番の難所であるシールドのマスキング。
シールドには3つの山ができるデザインで、さらに2色の青でそれを塗り分ける必要があります。色々考えましたが、マスキングと塗装を交互に繰り返していくことにしました。この方法は確実な反面、塗膜が厚くなりやすいため、諸刃の剣でもあります。
まずは真ん中の山のラインを作ります。ここはこのラインを基準に、後でテープなしで塗装します。
その次は左右の山のマスキング。
薄い青色にあたる部分をざっくり塗ります。反対側の濃い青色の山部分も塗ります。この時点では濃い青との界面は作っていません。マスキングテープが重なっていた部分に若干染みてますが、リタッチすれば問題ないでしょう。
下の画像のようにマスキングテープを貼って、薄い青と濃い青の界面を作ります。
塗装とリタッチを行えば完成です。
なかなかキレイに塗り分けられたのではないでしょうか?キットでもモールドとか作ってくれたらいいのに(無茶振り)。
その他の部分
他にも、簡単に塗り分けられるところを塗装しました。
現状は下の画像の状態です。
マスキング塗装は肩と胴体の2セット(MS形態用とウェイブライダー用)を残すのみとなりました。
だいぶ完成が近づいてきたような感じ。まだ関節とか塗るところいっぱいありますが……
まとめ
今回はマスキングで、ハミングバードの特徴的な迷彩塗装を行いました。次回でマスキング塗装を終える予定です。そのほかは関節とグレー部分の色を塗れば完成なので、いよいよ終わりが見えてきました。1つだけ大きな問題がありますが、それについては次回お話します。
今回も最後まで見ていただき、ありがとうございます。次回もお楽しみに。
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