前回白い装甲の塗装まで終わったHGIBO バルバトスルプスですが、今回は残りの外装塗装からウェザリングまで行います。
今回で本体の塗装が終わり、次回は簡単なジオラマベースの作製を予定しています。
それでは内容へどうぞ。
通常塗装
今回は残りの赤色と青色の装甲の塗装を行います。使うのはこの2色。
Mr. COLORのフタロシアニンブルーとキャラクターレッドを使います。
塗るパーツ数は少ないのでサクサク塗っていきます。
黒い装甲はGXメタルブラックで塗りました。
塗るべきところは塗り終わったので、これまで後回しにしていたサイドバインダーと前腕の合わせ目消しを行います。サイドバインダーは接着後に筆が入らないところを先に塗って接着します。
接着後にも窪みが残っていたので、瞬間カラーパテを盛って修正しました。塗装後がこちら。
エアブラシを使う場合でも、マスキングすればこの方法でいけます。
前腕部分もバインダーと同様に部分塗装後、接着処理しました。凸モールドは一緒に削り落としてしまって、後からプラ板で作り直します。凸モールドを作り直すときは、プラ版の角を少し面取りしておくと、違和感がなくなります。
ここは分割が複雑で、エアブラシの場合は今回の方法では丁寧にマスキングしないと塗装できないと思います。
もしやるなら一度、下の画像の赤と青で示す様にパーツを切断、接着して別パーツに形成してから再接着するのが良いと思います。
塗装が終わったので、一旦組み立てて全体を確認。
次はウェザリングなので、これがバルバトスの最後のきれいな姿になります……
残念ですが、ここからはどんどん汚して行きます。
ウェザリング
今回は剥げ塗装とウォッシングでウェザリングします。
まずは剥げ塗装を行っていきます。ガイアカラーのスターブライトシルバーを、この前買った面相筆を使ってパーツの角やその付近に塗っていきます。ついでに墨入れシャープペンシルで墨入れしています。
実際にMSが動いているシチュエーションを想像しながら、衝突が多そうなところを塗って塗装剥げを表現します。 コツとしては、塗装箇所が単調にならないようにすることと、左右対称にならないように意識すればそれらしく見えるようになります。
剥げ塗装後の写真がこちら。
だんだん汚れてきていますね。
ウェザリングにはタミヤカラーを使います。使うのはXF-84ダークアイアンとXF-9ハルレッドです。
タミヤカラーの溶剤でラッカーは溶けないので、安心して使えます。
下地が艶ありや半艶の場合は、大胆に塗ってから溶剤で落とせば、簡単にウェザリングができます。
しかし、今回は下地がつや消しなので、簡単には行きません。つや消しの場合、表面に凹凸があるので、その凹凸に塗料が入り込んでしまい、溶剤を使っても取れなくなります。
よって、今回は限界まで溶剤でダークアイアンの塗料を薄めて少しだけ色がのるように調整します。重ね塗りの回数で汚れ度合いを調整していきます。コツとしては、重力の方向を意識して、組み上げたときに上になる方から下になる方に向かって筆を走らせます。
今回は2回塗りで仕上げています。
全体を見ながら汚れ具合を調整します。
足は他と比べて泥で汚れやすいはずなので、追加でハルレッドを使ってウェザリングしました。こちらはティッシュを使って塗料を載せました。
ソードメイスも本体と同じ用にウェザリングしました。先端から真ん中で殴ることが多いと思うので、そのあたりだけ剥げ塗装をしています。
ここからは完成後の全体像です。
なかなかいい感じに纏まったと思います。ウェザリングは汚れの再現がうまいのとただ汚いが紙一重なので結構難しいです。
そしてウェザリングの最大のデメリットが、部屋にウェザリングした本体だけ飾ってもただ汚いようにしか見えないところですね……
なので、次回は簡単なジオラマベースを作製します。問題はポーズをどうするかですが……(早く決めないと)
まとめ
今回はHGIBOバルバトスルプスの塗装とウェザリングを行いました。ウェザリングは筆ムラもいい味になるのでおすすめです。一方で、汚れ具合の調整が難しくもあり一定の慣れが必要ですので、どんどん練習しましょう。
今回でHGIBOバルバトスルプス本体の塗装は終了です。次回からは簡単なジオラマの作製方法について紹介していきます。
今回も最後まで見ていただきありがとうございます。次回もお楽しみに。
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