筆塗り塗装をしてみよう!【ガンプラをつくろう第6弾】

ガンプラ

ガンプラをつくろう第6弾です。前回までは、座学のようなつまらない塗装の解説をしました。

今回ついに、

ついに、

筆塗り塗装に入ります!(無駄なハイテンション)

今回は筆塗りのやり方の確認と実際にHGUCザクⅡを塗りながら筆塗りの極意を伝授していきます。これでようやく筆塗りモデラーのスタートラインです。

スポンサーリンク

筆塗りの方法

今回実際に筆塗りを行っていくにあたって、筆塗りの方法についてお話します。

まず、塗料の希釈についてお話します。

使用前の瓶入り塗料は、中で溶液成分と顔料成分(金属粒子なども)が均一に混ざっていません。よって、はじめに瓶内の塗料を撹拌します。

調色スティックを使ってもいいのですが私は基本的に撹拌メタルボールを使います。1瓶に2、3個ボールを入れて、蓋を締めて50〜60回程度振れば、均一になります

こんなやつ↓

一回いれておけば、溶剤が気化して塗料が粘土状になっていない限りは瓶を振るだけで撹拌出来ます。

塗料を撹拌できれば、次は塗料皿の上で塗料を希釈します。筆塗りに適した濃度はあるのですが、瓶の中の溶剤の気化具合で加える溶剤の量も変わります。

目安としては、新品の塗料が筆塗りにちょうどいいぐらいの濃度に調整されています。この濃度にするために、塗料皿に傾斜をつけて塗料を出します

ここに数滴ずつ溶剤(モデレイト)を加えていきます。モデレイトではない場合は、溶剤を減らしてリターダーも数滴加えると、筆ムラを抑えられます。

図のように、傾斜のついた塗料皿で溶剤の濃度を調整しながら塗装を行って行きます。低い側に溶剤が溜まるので、傾斜を登らせるようにして溶剤の濃度を調整します。気化しやすいエリア(溶剤液面の傾斜が一番高いところ)で余分な塗料を落としながら、塗料を取っていきます。

筆で塗る際に、濃過ぎると塗装面に筆が引っかかり、薄すぎると塗装面を塗料が流れるので、その間の濃度を狙います。

濃度調整に慣れたら傾斜なしで普通に塗料皿を使います。

いよいよ塗装です。

筆跡を抑えるための塗装として、筆を一方方向にのみ動かし、重ね塗りをしていきます。

画像の例だと1回目は横方向に、2回目は縦に、3回目は斜めに塗ることで、筆跡がほとんどなくなります。最後に仕上げとして部分的に薄い部分や筆跡が目立つ部分とその周辺を塗ります。コツとしてはだんだん塗料の濃度を濃くしていくとうまくいきやすいです。

筆塗りの極意

1つ目、一度に塗ろうとするべからず。

2つ目、液溜まりに注意すべし。

3つ目、筆圧は優しく、ストロークは勢いよくすべし。

4つ目、二度付け禁止。我慢すべし。

5つめ、失敗を恐れるべからず。

次の章から1つずつ解説します。

1つ目、一度に塗ろうとするべからず。

まず、筆塗りやエアブラシの基本として、1度にムラなくきれいに塗るのは絶対に不可能です。

下地が見えないぐらいの塗膜にするにはある程度厚みが必要です。一方で、ムラなくきれいに塗るには薄く、何回も塗るほうが均一な膜を得られます。このようにトレードオフの関係なので、一回できれいに塗るのは無理です。

私の場合、だいたい色によりますが、平均3回は重ね塗りします。

今回塗るHGUCザクⅡを例に説明します。

これが一回目。

まだまだ下地が見えています。しかも筆跡がすごい。

全然関係ない話ですが、立ち寄ったプラモコーナーの筆塗りとスプレー塗装の比較作例の筆塗りがこの状態で悪意を感じたことがあります。

1時間乾燥後、2回目。

先程よりも下地は見えなくなってきましたが、まだまだ筆跡が目立ちます。

1時間乾燥後、塗料の濃度を若干濃く調整して3回目。

下地と筆跡、ともに目立たなくなっています。

この跡仕上げに薄くなっている部分を4回目の重ね塗りを行いました。

このように重ね塗りをするにつれて、筆跡や発色は良くなっていくので、1回で終わらせると考えずに、失敗してももう一回上から塗ればいいやの精神で地道に行きましょう。

あまり重ね塗りをしすぎると塗膜が厚くなりすぎて問題が出てくるのでやりすぎに注意です。

2つ目、液溜まりに注意すべし。

液溜まりとは、塗料が一部に溜まる現象で、乾燥すると水がたれた跡みたいに一部だけ厚みがましてムラになります。厚すぎると重ね塗りしても修正出来ないので、溶剤で一度全部落としてスッピン状態にしてから再塗装になります。

液溜まりが発生しやすいシチュエーションとともに、気をつける点を説明します。

①平面・端

筆に塗料をつけすぎると表面張力で筆の軌跡の外縁部やパーツの縁に塗料がたまります。慣れれば溜まった塗料の上に筆を走らせれば修正出来ますが、対策として塗料皿の上である程度塗料を落としておきましょう

②溝、くぼみ

こちらも基本的に同じですが、溝やくぼみは適切な塗料の量であっても、塗料がたまりやすいです。対策として、溝やくぼみを意識しながら筆を走らせます。

溝の場合は、溝から放射状に筆を走らせることで、液溜まりを防げます。モールドで囲まれた面ごとに塗る癖をつけましょう。

くぼみの場合はくぼみを意識して、くぼみ部分に載せるような感じにします。

そもそもきっちり下地処理しておけば窪みはないんですけど、その分労力が……

液溜まり対策は基本的に塗料をつけすぎないように意識することがポイントです。

3つ目、筆圧は優しく、ストロークは勢いよくすべし。

こちらは筆跡を抑えるコツです。筆圧が強すぎると下地をこすり取るようになり、塗料を載せたつもりが、逆にこすり取っていた、なんてことになります。筆圧は撫でる程度で、筆先の曲がりが戻る力で塗ります。

ストロークは勢いよく塗ります。こうすることで、筆跡の最初と最後に塗料が溜まるのを防げます。液溜まりのように、部分的に濃くなるのを抑えられます。

4つ目、二度付け禁止。我慢すべし。

重ね塗りをしている途中で、部分的に塗り残しができたり、筆跡で部分的に濃淡ができたりすることがあります。

こういうときは、絶対に塗料が乾くまで触らないでください。触ってしまうと、筆で塗料を拭き取るようになって逆にその部分が剥げます。

溶剤を使う塗料だと、上塗りで下の塗料が少し溶けるので筆ムラが緩和されます。

重ね塗りで十分修正可能ですので、焦らず落ち着いて乾燥を待ちましょう。

5つめ、失敗を恐れるべからず。

これこそが筆塗り上達の極意です。

最初から筆塗りが上手ければ、だれもこのページを見ません。

最初は下手なのが当たり前なので、失敗しても溶剤にドボンすればなかったことにできると思って何度も挑戦しましょう。※プラの種類によっては死にますABSとかは要注意

筆塗りは失敗を恐れず、数をこなせば絶対に上手くなります。

HGUCザクⅡ塗装!!

それでは、いよいよザクの方を塗装していきます。

分解して塗る色ごとに分別します。

まずはフレームを塗装。フレームはMr.COLORの61焼鉄色で塗装します(右から2番目のやつです)。この色、個人的に好きで、フレーム色はだいたいこれを使っています。

メタルカラーの塗装は普通の塗料より濃い目で一気に塗ります。1回目で塗り切るぐらいのつもりで塗って2回目に軽くムラを均すような重ね塗りで仕上げます。

↓1回塗り

メタルカラーは筆塗りの苦手とする系統色で、エアブラシのような、磨き上げた金属感を出すのは困難です。筆塗りモデラーの中でも、どうやってメタリック表現するのか色々研究されているぐらいです。

メタリックカラー金属粒子が入っている分、希釈すると金属粒子が部分的に偏りやすいです。

なので、瓶から出した直後のような濃い目のドロッとした状態の塗料を筆圧高めで塗っていきます。感覚的には塗料を塗るというより置く感じ。

メタリックカラーの中でも金属粒子の大きさは違い、できるだけ金属粒子の細かい塗料を選べば、それだけ粒子感はなくなります。

関節を塗ったことで、放置していた太ももの合わせ目消しもやっとできます。

ついでに装甲の影になる部分をMr.COLORの光沢黒で塗ることで、スケール感を出します。影に見える黒系なら何でもOK。

合わせ目部分に塗料が入ると黒い線になるので丁寧に除去。関節付近の組み立てると塗れない部分は先に塗っておきます。

前回作製したモノアイも接着しておきます。

組み込んだ頭部。いい感じ。

次はMr.COLORの135ロシアングリーン(1)で装甲を塗っていきます。こちらは通常の4回塗りで仕上げました。画像はまだ3回目です。

塗料瓶の蓋と比べると意外と鮮やかな色ですね。ザクⅡ改とかギラドーガに近い印象です。素のザクⅡから結構イメージ変わりそうです。

触っても大丈夫なぐらい乾燥したら、組み立てて確認。

なかなかいい感じ。

普通に塗っても面白くないので、今回は色パターンを見本と変えて腕を左右非対称の変則的な色分けにしてオリジナル感を出そうと思います。

これぐらいしないとマイナーなパーソナルカラーと被りそうなんで……

長くなりそうなので今回はここまで。

まとめ

今回は筆塗りの方法を解説しました。HGUCザクⅡもいよいよ本格的な塗装に入り、終わりが見えて来ました。おそらく次回に完成するかな?

次回も引き続きHGUCザクⅡの塗装を進めて行きます。

完成すれば完成レビュー記事を作る予定なのでお楽しみに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました